本場中国、香港、台湾、あるいはチャイナタウンで楽しめるような、本格的な中華料理が食べたくなる時がある。
ただ、軽井沢にはフレンチを始めとしたヨーロッパ系の外食の選択肢はあるものの、中華料理に関しては希須林や一品香など、選択肢が限られてしまう。
そんなときには車を走らせ、北軽井沢に行くことを強くおすすめする。
グルメな軽井沢の別荘族の方であれば、「軽井沢でも美味しいものたくさんあるのに、なぜそんな山の中に?」と思うかもしれないが、まあ最後までブログを読んでほしい。
今回の #軽井沢移住者グルメ100選 は、中華料理 清徳 の紹介。
清徳(せいとく)
北軽井沢にあるこの店。軽井沢から上り、北軽井沢の信号の手前、ローソンとセブンイレブンの間を抜け、県道235号線でさらに西へ。有料道路でもある、白根浅間火山ルートに当たる前に看板を見つけられる。
〒377-1402 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原鬼の泉水 大字鎌原鬼の泉水1902−10
外観はこんな感じ。貸別荘を手がける「ルネス軽井沢」さんと同じ建物にある。
昼は定食メニュー
昼は定食メニューが中心。2019年夏のメニューはこんな感じ。
妻が頼んだのは、アサリと枝豆の玉子炒め定食。玉子炒めは火加減一つ、鍋の振り方ひとつで出来栄えが変わるので、シンプルに見えつつも中華料理の中では熟練技が必要だ。ただ、ここの玉子炒めはきっちり仕上げており、塩加減も含めて完成度が高い。
白身魚のオイスター炒め。白身魚は一度衣をつけてから、更に炒めるという、かなり本格的な仕上がり。しかも衣の付け方もうまい。人参一つをとっても、包丁技が光る。
定食なので、スープやザーサイ、サラダなどがつく。ちなみにご飯はおかわり無料、お店の人にいっぱい食べてくださいね〜と言われた。
他にも、単品で点心が頼めたりもする。かなり本格的で、中華街で食べるそれと比べても全く引けを取らない。北軽井沢だよなここ。。。
ちなみに点心は冷凍でストックがあるので、持ち帰りも可能とのこと。ホームページ見たが、これはクーラーボックス持参するレベル。
夜はアラカルト、またはコースメニュー
お昼の部も十分満足できる内容ではあるが、ここの真髄は夜のメニュー。アラカルトでもいいし、予約すればコース料理なども楽しむことができる。
麻婆豆腐。定番だがうまい。
酢豚。(大皿の写真を撮り忘れた)
地元の食材である赤城牛を使った、季節野菜との豆鼓炒め。これはまじおすすめ。
フカヒレあんかけ茶碗蒸し。この高級食材をこのレベルの調理で出せる中華料理店は軽井沢にはないはず。
あーなんかブログ書いていたらまた行きたくなってきた。
とりあえずここの中華は本当にびっくりするくらいレベルが高いです。
料理長がガチだった
北軽井沢七不思議とでも呼んでいいんじゃないかという、このお店。ここはチャイナタウンでもなんでもない、クマもカモシカも出る北軽井沢の山奥、さらに貸別荘の管理所の隣のテナントである。こんなにうまい中華料理が食べられるのには、何か秘密がある。
実はここの料理を手がけているのは、中国から来日される料理人、徐春彪(ジョ シュンピョウ)さん。
以下はホームページからの引用。
本場中国から春になると来日される
本格中華料理人
(ジョ シュンピョウ)
徐 春彪 料理長
1954年 中国上海市生まれて育つ。
料理の道を一徹してきた中で、若い料理人をも育て上げる師範もつとめてきた料理教育者でもあります。テーマは・・・「医食同源」
食によって医療並みの効果を人の体にもたらすこと。
薬膳の料理への効果的な使用であったり、
余計な脂を使わないでヘルシーだけど美味しい適度な脂分による調理法。
料理人というだけでなく、他の料理人を育てる師範クラス、しかも大ベテランじゃないか。。
ガチの料理の鉄人です本当にありがとうございました。
そんな徐さんの作る料理は大人気、連休中や夏休みなどは、夜の部は満席になることもあるそうで、軽井沢からでも山を登っていく価値あり。
こんな使い方がおすすめ
・客層は?:北軽井沢の別荘族が主な利用者。口コミで広まっており、北軽井沢ではかなり有名な本格中華の店になっている。お客さんはどちらかというと熟年層の方々が多いため、本格中華でありながら日本人好みの味付け、あるいは油少なめに抑えてくれている感じ。もちろん注文すれば本場の味をお願いすることもできる。
・シチュエーション?:だいたいうちはいつも、草津温泉までドライブ、その前後に寄ったりすることが多い。草津とセットで出かけると、体も心も、胃袋も大満足するはず。夜は大勢で行ったほうが楽しいので、友人などと示し合わせて、軽井沢からこれだけを目当てに北軽井沢まで車を走らせることも。
・子連れフレンドリー?:全く問題なし。以前子連れで行ったことがあったけれども、子供用のお皿を用意してくれたりといった配慮もあり、好感が持てた。テラスなんかもあるし、大自然の中で、のんびりと料理を楽しめるはず。
ちなみにここのお店は、夏季限定の営業、料理長が上海に帰ってしまうと終了とのこと。詳しくはホームページでアナウンスされており、今年(2019年)はだいたい9月下旬までとのこと。徐さんもベテランだし、いつまで日本に来てくれるかなあ。。お店が開いているうちに、行っておかないとな。
現場からは以上になります。
#軽井沢移住者グルメ100選 のアーカイブはこちら。
過去の、軽井沢周辺のランチ・ディナー関連記事が一覧できます。
ということで、このブログ記事が、いつか誰かの役に立ちますように。
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このブログについて:とあるIT系企業に勤める会社員が、軽井沢から東京に新幹線通勤して、きちんと仕事がまわるのかを実験している記録です。新幹線通勤しようと思った背景はこちらの記事に書いています。
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