変な発想ではあるが、「軽井沢に一番似合わない料理ジャンルを挙げろ」と言われたら、たぶん中華と答えると思う。
この街には、宣教師が残した別荘文化から多くの洋食屋が立ち並ぶ。
この街には、信州という土地柄、多くの有名なそば処がある。
和食も洋食も、軽井沢のイメージによく合う気はするのだが、軽井沢に中華料理はなかなかマッチしない印象だ。横浜中華街や、池袋に広がるチャイナタウンを知っていると、軽井沢ほど中国に縁もゆかりもない土地もないのではないか、と思ってしまう。
それでも、人間わがままなもので、移住したとはいえ、たまにはそこそこ美味しい中華が食べたくなることがある。そういうときに行くのがこちらのお店。
今回の #軽井沢移住者グルメ100選 は、中華料理 希須林の紹介。
希須林
実はこの店、地元軽井沢や信州発のお店ではなく、東京の赤坂に本店がある有名店。長いお店で、東京では平成元年から営業しているとか。そんな実力店の味が、星野エリア、ハルニレテラスで楽しめるのだからありがたい。
Google mapはこちら。
ハルニレテラスに南から入ると、右手にベーカリーSAWAMURAが見える。その2つ隣の棟に入っているのが希須林。
入り口はちょっと狭いけれど、店頭にメニューが記載されている看板が立っているので、すぐに分かるはず。
ランチタイムは定食メニュー
次にメニューの紹介。
基本的にランチの時間は定食で1,580円。麻婆豆腐と酢豚の定食はレギュラーメニュー。単品でタンメン、あんかけ焼きそば、広東麺、チャーハンなども。
二度行ったら一度は必ず頼んでいるのが、シグニチャーメニューとされている、軽井沢担々麺(1,380円)。
担々麺はいろいろなところで食べているが、 お世辞抜きでここの担々麺が一番うまい気がする。毎回、スープの残り一滴まで飲み干してしまうくらいである。騙されたと思って一度食べてみて欲しい。観光地価格で高いな〜と思うかもしれないけれど、その価値はあるはず。
担々麺の感想いくつかピックアップしておきます。おすすめ。
希須林ハルニレテラス店(軽井沢)さんにて希須林 担々麺&特製甘酢の肉団子。辛うま~い♪ pic.twitter.com/t0LVuLW2e2
— ナンパオ (@nanpao73) September 21, 2015
希須林@軽井沢町①。
— まゆち (@mayuchix) October 26, 2016
担々麺1380円。
甜麺醤か、他の香辛料かな?
まず、エスニックな香りが嗅覚を刺激します。
そして、舌の痺れるような辛さが、濃厚な胡麻のスープでマイルドに変身!
本格的な担々麺でした♪#軽井沢町 #中華料理 pic.twitter.com/Tt8OIGXyXR
東京で一番の担々麺と評されることも。(このツイートは軽井沢のものではないけれど)
夏頃、取材を兼ねて担々麺の食べ歩きをしてましたが、最後に食べたのがマガジンの担当Mさんにご馳走になった『希須林』のコレ!
— 小川悦司 中華一番!新作『極 』2巻発売中 (@Ogawa_Etsushi) November 20, 2017
さすが東京一の担々麺と噂されるだけあって最高に美味!でした😀😀 pic.twitter.com/QQL56jYOd8
お試しあれ。
夜は一品料理が頼める
夜のメニューはこちら。
前菜、主菜、飲茶などの一品料理に加え、昼間に出している担々麺やチャーハンなどもオーダー可能。ハルニレテラスはトンボの湯(星野温泉)もあるので、仕事帰りに軽く寄って食事をしてから、温泉に入って帰るというのが、新幹線通勤組のゴールデンコースなんじゃないかと思う。
車で行くことが多いので飲めないかもしれないけれど、アルコールメニューも充実している。ビール、ウイスキー、ワインに加え紹興酒も。レバニラ炒めや餃子をつまみにしながら、居酒屋っぽく使うことも可能。まあ飲んだら代行を頼めばいい。
店舗縮小も、カウンター10席の落ち着いた雰囲気に
店内はカウンター10席のみ。一列に並んでいて、どの席からも中華鍋を振る様子が良く見える。
カウンターはシンプルなデザインで奥行きがあり、広々としていて使い勝手が良い。これなら何皿頼んでも、いっぱいになることはないだろう。板目が美しい。
実はこの希須林、以前はもう少し店舗が広く、隣に入った新しいテナント「モリアソビ」のところまで客席があった。以下は以前のFacebookの投稿。
このときはベンチ席や4人がけテーブルを中心とした、ファミリーや、ある程度まとまった人数のグループ向けだったので、今回のカウンターのみへの縮小で、客層が大きく変わった感がある。
店は、カウンターだけの小さな作りにはなったものの、街のラーメン屋のような狭いカウンター席に背もたれのない椅子とかではなく、広いテーブルと椅子の感覚に余裕をもたせている空間のおかげ、落ち着いて食事ができる。個人的にはこちらのほうが好きかもしれない。
混んでいる時間でなければ、お店の人と会話もできるし、夜はバー的な使い方をすることもできる。オフシーズンなんかはずいぶん落ち着いた雰囲気になるだろうし、地元民的には歓迎である。
その他のポイント
カウンターだけの店とはいえども、ピークシーズンやピークタイムには行列ができることも。特に夏の週末なんかは、ハルニレテラスの駐車場に入るのも至難の業なので、タイミングはよく考えてから。比較的夜が空いているかも。21時ラストオーダーなのでその直前ならほぼ空いている(ので、仕事帰りに行くことが多い)。
お店の人と話していて知ったのだが、改装後、天津飯のあんかけが塩味に変わったらしい。以前の甘酢味がいい人は、別途リクエストしてくれれば対応可能らしい。
こんな使い方がおすすめ
・客層は?:改装でカウンターだけになったので、比較的おひとりさまや、カップルや夫婦二人のお客さん寄りになったかも。以前に比べるとちょっとオトナな雰囲気になったかも。
・シチュエーション?:新幹線通勤者としては帰り際にちょっと寄ったり、オフシーズンなんかは、ランチして温泉してパッと帰る、みたいな気軽な使い方も。ただ、とりあえず駐車場が空いている時期や時間帯であることがマスト。
・子連れフレンドリー?:カウンターなのでちょっと厳しいか。子供用の椅子とかもなさそうな雰囲気だったので、小学校高学年もしくは中学生以上かな。
現場からは以上になります。
#軽井沢移住者グルメ100選 のアーカイブはこちら。
過去の、軽井沢周辺のランチ・ディナー関連記事が一覧できます。
ということで、このブログ記事が、いつか誰かの役に立ちますように。
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このブログについて:とあるIT系企業に勤める会社員が、軽井沢から東京に新幹線通勤して、きちんと仕事がまわるのかを実験している記録です。新幹線通勤しようと思った背景はこちらの記事に書いています。
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