#軽井沢から通勤するIT系会社員のブログ

2015年4月から軽井沢-東京で新幹線通勤中。遠距離通勤やテレワークの話題を中心に綴ります。軽井沢移住の裏話も。

#軽井沢移住者グルメ100選 - 駅そば おぎのや

立ち食いそばは、特別な食べ物だ。

 

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軽井沢駅 おぎのやのそば


 

お金がない学生の頃、乗り換えの合間に胃袋に詰め込んだ、大盛りのもりそば。

 

夜遊びの後、アルコールが抜けつつある夜明けに、始発を待ちながらすすった、かけそば。

 

お昼を食べずに挑んだ午後イチのプレゼンの後、同僚と一緒にホット胸をなでおろしながら、その空腹を満たした、天ぷらそば。

 

 

立ち食いそば屋のスタンドを見るたびに、過去の思い出を振り返ってしまうのは自分だけだろうか。立ち食いそばは、ただ腹を満たすだけでの場所ではない。そこには、特別な感情が付帯している。

  

えー閑話休題。東京に住んでいた若い時代の感傷に浸るのはこのくらいにしよう。

単純に、軽井沢では由緒ある駅そばが食べられるという話をします。

 

今回の #軽井沢移住者グルメ100選 は、おぎのやの紹介。

 

 

 

おぎのや

おぎのやといえば、「峠の釜めし」が有名だが、今回はそこに触れず、駅そば おぎのや としてレビューしていきたい。

 

というのも、実は軽井沢駅は、駅そば発祥の地としても有名なのである。

 

すなわち、ぱっと見は何も特別感のない(失礼)、ここのおぎのやのスタンドこそ、日本で最も歴史のある駅そばなのである。

 

 

 

 

新幹線が通る前の話だ。軽井沢に来るためには、碓氷峠を越えるルートを使っていた。ただ、勾配が急なため、歯車のように路面と噛む「アプト式」と呼ばれる専用の車両が必要だった。乗客たちは、この車両に交換するために、乗客は長い待機時間をここ軽井沢駅(と横川駅)過ごしていた。

 

この待ち時間に食事を済ませられるよう、軽井沢駅で、歴史上初めてそばを振る舞う商売が生まれたらしい。

 

“駅そば”とは、鉄道の駅構内で日本そばを提供する飲食店、あるいはそこで提供される“そば”を指しており、長距離列車の停車時間や乗り継ぎの待ち時間を利用して提供されるようになったのが最初。都会の駅で通勤・通学客が簡単に朝食(昼食・夜食)を済ませる立ち食い形式主体の駅そば店が現れたのは比較的最近のことである。

 

かつての信越線では、碓氷峠の急勾配を普通の機関車で引き上げることが困難だったため、機関車の動輪と共に回る歯車が鋸歯状のレールの上を回って列車を引き上げるアプト式を採用していたた。このため峠下の横川駅と上の軽井沢駅で必ず専用の機関車を接続を行うため、列車は両駅で相当の時間を待たされた。

 

この信越線のアプト式については、このあたりの解説記事をどうぞ。

http://estate.towner.jp/cl_abt-system/

 

ちなみに現在は観光名所となっている、碓氷第三橋梁(めがね橋)も関連した歴史遺産だったりするので鉄道好きな方は観光がてら行ってみると良い。

 

しなの鉄道改札の手前にスタンドがある

 

まずは場所について。Google Mapはこちら。

  

 

軽井沢駅の2階に、新幹線の改札としなの鉄道の改札があるんだけれど、おぎのやがあるのは、しなの鉄道の改札の手間。向かい側にお土産屋があるので、そちらに目を奪われてしまうと気づかないこともあるかも。

 

  

注文は食券制

 

次にメニューの紹介。

最近リニューアルがあり、食券制になった。

 

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そばとうどんが選べるけれど、オペレーションを見る限り、あきらかにうどんの在庫が少なめ。うどんを頼むと、一瞬ではあるが「えっ、うどんですか?」という顔をされる。ここは信州なので、まあ多めにみてあげてほしい。

 

トッピングは、天ぷら、山菜、たまご。追加で揚げ玉とネギ大盛りが可能。おにぎりが120円でつけられる(とくにおぎのやでなくても良い、コンビニクオリティだけれど)。それから注文したことなかったけれど、ソフトクリームもおいてある。知らなかった。。

 

ちなみに温かいそばうどんのみ。たまーに冷たいそばをリクエストする、旅行客とおもわれる人がいるけれど、だいたいおばちゃんに一喝されているw

 

 

駅そばとしての評判は信州一か

 

ここでおばちゃんに食券を渡すと、3-5分ほど待つように促される。立ち食いそばらしからぬスピード感のなさではある。

 

というのも、このそばは茹で置きをしていないのが特徴。冷凍麺ではあるが、注文を受けてから茹ではじめるのだ。そのためか、いわゆるチェーン店の立ち食いそばとは一線を画す風味の良さが出ている気がする。

 

さすがそばどころ信州、立ち食いそばと言えどもこだわりがある、と感じるのは自分だけだろうか。

 

実際に、Twitterなどを見ても好意的な意見が多い気が。

 

 

 

駅前ロータリーの駐車場は30分は無料なので、ダッシュでそれだけを目的に食べに行く人もいる。熱烈なファンがいることがうかがえる。

 

     

 

個人的には、そばはうまいと思うのだが、天ぷらは衣のサクサク感が乏しく、あまりおすすめしない。いつも黙ってかけそばを頼む。

 

 

その他のポイント

 

営業時間は8時からだけれど、駅そばが食べられるのは9時からなので注意。それまでは峠の釜めしのみの提供になる。終わりもそば部門は18時くらいまでで終了、釜めしに在庫があれば19時くらいまで店をあけている、といった感じだった気がする。まあ田舎なのでそのあたりの時間感覚はゆるい。

 

以下はおぎのやのウェブサイトより、一応公式情報。

軽井沢駅売店
メニュー 峠の釜めし、各種弁当、各種土産品 JR軽井沢駅売店
所在地 長野県北佐久郡軽井沢町1178
電話番号 0267-42-8048
FAX 0267-42-8048
営業時間 8:00~19:00 年中無休
アクセス 長野新幹線 JR軽井沢駅内

 

 

 

こんな使い方がおすすめ

 

・客層は?:基本的には地元の通勤通学者と国内旅行をしている日本のお客さんがほとんど。ただ、最近は特にインバウンドの中華系のお客さんが押し寄せていることも。 

・シチュエーション?:通勤通学の前後、あるいは旅行で最後の〆めとして一杯。個人的には雪が残る真冬の軽井沢で、氷点下10度くらいの夕暮れどき、歴史に想いを馳せながら、小腹を満たすべく温かいかけそばを注文し、つゆの一滴まで大事にすすりながら体を温める。そんなシチュエーションが最高かと思います(想像の中では)。

・子連れフレンドリー?:基本的に立ち食いになるので、あまり子供向きではない。ベンチが裏にあるけれど、その場合は器を持って食べる形になりそう。立ち食いそばの味と哀愁がわかるようになるまでは、待ったほうがいいかと思う。

   

 

 

 

新幹線通勤を続けていると、このそば屋にも多くの思い出ができるのだろう。ああ、またあの心に沁みる一杯が食べたくなったなあ。かつて碓氷峠を走った列車と、当時の旅人たちに思いを馳せて。

 

えー現場からは以上になります。

 

 

 

  

 

 

#軽井沢移住者グルメ100選 のアーカイブはこちら。

過去の、軽井沢周辺のランチ・ディナー関連記事が一覧できます。


 

ということで、このブログ記事が、いつか誰かの役に立ちますように。

 

 

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このブログについて:とあるIT系企業に勤める会社員が、軽井沢から東京に新幹線通勤して、きちんと仕事がまわるのかを実験している記録です。新幹線通勤しようと思った背景はこちらの記事に書いています。

 

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