#軽井沢から通勤するIT系会社員のブログ

2015年4月から軽井沢-東京で新幹線通勤中。遠距離通勤やテレワークの話題を中心に綴ります。軽井沢移住の裏話も。

軽井沢 | 南欧料理 Le bon vivant 軽井沢 (ル・ボン・ヴィボン) | #軽井沢移住者グルメ100選

軽井沢には多くのフランス料理の名店がある。

 

星野リゾートの手がける、浜田統之シェフを生んだ、ブレストンコート ユカワタン。

サラリーマンからシェフという異例の経歴でも有名な田村シェフの、エルミタージュ ドゥ タムラ。

戦前から、日本のフランス料理シーンを牽引してきたとも言える、万平ホテルのメインダイニングルーム。

新進気鋭の十枝シェフが手がけている、抜群に美しいプレゼンテーションで、インスタでも大人気の、Toeda。

別荘族から愛される、肉を豪快に暖炉で焼くことでも有名な、ピレネー。

 

上記はほんのひとにぎり、他にも、多くの名店と呼ばれる店がある。軽井沢でフレンチといえば、上記のような名前が出ることが多いし、ガイドブックや観光案内などでも、よく目にすることがある。

 

今回、このブログで紹介するのは、そういった有名店ではない。ただ、確かな腕と、フランス料理への愛と、心のこもったおもてなしを提供してくれるお店だ。すべての料理は、シェフ自らお一人で丁寧に作られており、最高の食材を気軽に楽しんでもらおうという心意気が感じられるお店である。

 

今回の #軽井沢移住者グルメ100選 は、Le bon vivant 軽井沢 (ル・ボン・ヴィボン 軽井沢)の紹介。

 

 

 

Le bon vivant

 

このお店のシェフは、吉祥寺にある同名の老舗レストランに以前は勤められており、そこから独立する形でお店を始められた、梅田さんというお方である。

 

1999年、吉祥寺の南欧料理「ル・ボン・ヴィボン」から独立し開業。

 

ビストロから始まった当店の伝承メニューを軸に、信州の豊かな食材をふんだんに活かし、一歩上のビストロ料理を実現。

 

また、プロヴァンスやアキテーヌなど南仏を巡った際に出会った食材や郷土料理、そして気取らずにワインと食事を楽しむフランス人のライフスタイルに刺激を受け、気軽でありながら洗練された日常の中のごちそうを展開していきたいと思っています。

 

出店:お店の公式ホームページより

 

吉祥寺のお店は老舗ということもあり、かなりの有名店。吉祥寺という土地柄、ドラマのロケ地になったこともあるみたい。

 

そんな老舗店から、暖簾分け、姉妹店という形で独立された実力を持ち、1999年の独立から今年で20年のキャリアになるベテランでもあるのが、梅田シェフである。

 

 

軽井沢グルメ通り、石造りの外壁が目印

 

お店の場所はこちら。   

 

 

通称「グルメ通り」と呼ばれる、塩沢の交差点から軽井沢中学まで続く、別荘地を突っ切る道に面するロケーション。塩沢交差点から来ると、右側に位置する。

 

この石造りの外壁が目印。

 

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ル・ボン・ヴィボンの外観

 

別の角度から見るとこんな感じ。窓からこぼれる光が美しい。

 

 

現在、ランチは不定期開催(ダメ元で問い合わせてみるのはアリかも)になっているが、夜だけでなく、お昼の時間に訪れても、素敵な雰囲気がある。

 

 
 
 
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いつもお世話になっているお店

 

梅田シェフには、軽井沢に移住してから何度もお世話になり、いつもいろいろなお話をさせてもらっている。

 

軽井沢に移住して、良いことも悪いこともあったけれど、なにか節目となるときに使わせてもらっているお店だ。すこし大きめの手術を受けた後にも使わせてもらった。

 

 

新居祝いで食べに行ったこともあった。

 

2017年の年末、最後のディナーもこのお店だった。

 

Twitterでつながっているので、梅田シェフとはいつも他愛のないやり取りをしている。この場を借りて、いつもしょうもない投げかけに答えてくださり、梅田シェフ、本当にありがとうございます。

 

 

信州の食材はもちろん、世界各国からの食材がすごい

 

ということで、何度も足を運んでいる店なので、この日は梅田シェフがおすすめする最上位のコースを注文してみた。クリスマスだったのでちょっと背伸びして奮発。。と思って注文したコースではあったが、終わってみればかなりお得感があった晩餐となった。

 

メニューはこちら。

 

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アミューズからなかなかの食材が出てきた。鹿肉は佐久市のもので、ジビエが出てきた。

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信州鹿のジャーキー、ブータンブラン りんごのキャラメリゼ

 

りんごの下にあるので見えづらいけれど、ブータンブランは、いわゆるフランスの白ソーセージで、こちらも梅田シェフの手作り。アミューズながら、かなり手がかかっているのがわかる。

 

 

 

続いて信州サーモンを使った前菜。野菜の影に隠れてしまったけれど、キャビアがのっている。白身やサーモンのあっさりした感じに、濃厚さがプラスされ、舌を喜ばせる。

 

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続く前菜が帆立貝のポアレ、名前を忘れてしまったけれど、珍しい輸入キノコ(アワビ茸だったっけ)とトリュフが乗っている。まだ前菜だけれどこんな食材を頂いてしまっていいのだろうか。。

 

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スープは、ロロンかぼちゃとフォアグラのスープ。かぼちゃは東信エリアで流通している西洋種。フォアグラとの濃厚なハーモニー。

 

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あーおなかいっぱい。まだ前菜なんだけれどな。。

 

 

パンへのこだわり

 

ここまで前菜の紹介をしてきたが、個人的におすすめしたいのはこのお店のパンである。

 

フランス料理なのになぜメインでなくパンを推すのか、と思うかもしれない。でも梅田シェフの作るパンは、どんな西洋料理のレストランで食べたものよりも、あるいはいわゆる有名店と呼ばれるヴィロンやメゾンカイザーのそれよりも、美味しいのだ。

 

インスタグラムなどで公開しているので、ばらしてしまうと、その秘密は「北の香り」という小麦粉。

 

一時期は品薄になってしまって、スイッチせざるを得ない状況だったみたいなんだけれど、いまは欠品が戻ったみたいでまた以前のレシピに。

 

 

 

これから行く人がいれば、この「北の香り」のパンに是非注目するといいのではないかと思う。そして、毎回、パンでお腹いっぱいになるのはもったいないと思いつつ、いつもこの時点で食べ過ぎてしまうので注意しよう(だいたいいつも2個くらいおかわりする)。。自戒を込めて。

 

 

丁寧に作られたメインの数々

 

ここまででもかなりの満足感があるが、この日は梅田シェフのスペシャリテともいえる本気コースだったため、メインを3品も楽しむことが出来た。

 

まずはロブスター。インド洋にある、フランス領サンポール島から仕入れたという素材。サンポール島ってどこだろうと調べたところ、インド洋、マダガスカルとオーストラリア大陸の間くらいに位置する秘境だった。それにしても梅田シェフ、信州からインド洋まで、どういう食材の調達ルート持っているんだ一体。。

 

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ぜいたくな一皿だなあ。。と思ったら、頭の部分も別皿でサーブしてくれた。

 

味噌がホワイトソースとよく絡み、濃厚。しかもからすみのパウダーをちらしてくれている。しかし、どれだけ最高の食材食べさせてくれるんだろう。。さすがは本気コース。。

 

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お肉料理は、和牛のステーキと百合根のリゾット。添えてあるのは安曇野産のわさび。メインが続くので、少し和のテイストを入れて緩急つけたとのこと。

 

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 メイン3皿目は、鴨のロースト。

 

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火の通し方、付け合わせのパイとマッシュポテトとのハーモニー、しっかりと煮詰めたサルミソース、完成度の高い逸品。いやーベテランの技術を見たわ。。

 

自分のような素人が評するのもどうかと思うので、この鴨についてのこだわりは、梅田シェフのブログから引用させてもらおうと思う。

 

今日もクリスマスに使う予定の「信州フランス鴨」が手元に到着しました。
信州なのに何でフランスなの??とお思いの方も多いと察しますが
正確には、信州産のフランス種の鴨という事になります。
鴨の種類はバルバリー種でフランスを始めヨーロッパで多く流通している種になります。


日本では非常に希少な食材です(しかもお値段も。。)
飼育はオールイン、オールアウト方式で全量予約制。次の雛鴨の飼育が始まって、成長し、出荷するまでは品物がありません。今回、うちとしては、限界レベルまで量を確保しましたが手持ちのある限りで終了いたします。

(中略) 


僕はすべての肉類の中で鴨が一番好きですが
その取り扱いはとても繊細で、集中力が必要です。
この貴重な信州フランス鴨を最高の火入れ(ロースト)でご提供する事が
私から皆様へのクリスマスプレゼントです

 

出典:軽井沢ル・ボン・ヴィボン「信州産の鴨」

 

一言で言うと、控えめに言って最高というやつでした。

 

 

デセール(デザート)が絶品 

 

ここまでの厳選食材、ベテランの技術、満足しないわけがないんだけれども、最後のデセールまできっちり仕上げてくるのがすごい。

 

 というか、いままでの料理も全部一人で厨房まわしているとか、どんな料理の鉄人だよ。。我々以外にも3組4組ほどお客さんいたけどな。。

 

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デザートについて、順番前後するけれども、お肉料理の間に出てきた、ラ・フランスのソルベもとてもおいしかった。これだけでもお店ひらけるんじゃないだろうかと思うくらい。

 

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最後に値段を発表するけれど、これで15,000円。

 

ジビエの鹿肉、ロブスター、キャビア、トリュフ、和牛、鴨肉、さらにフォアグラまで、贅を尽くした料理の数々。こんなに贅沢なディナー初めてかもな。。さすがは本気メニュー。。

 

値段を比べるものでは無いけれど、ホテルや有名店などだったら、この価格はまずありえないだろう。毎度ながら、相当満足できる内容だった。

 

 

メニューはおまかせなので、梅田シェフを信じて注文すべし

 

ル・ボン・ヴィボンは、梅田シェフが、ひとりで全てをこなす小さなお店だ。だからこそ、食材の選定、料理の組み合わせ、それらと合うデザートまで、一貫して一人がプロデュースできる、職人気質を味わえるコースが成り立つ。規模を求める有名店にはない、個人経営のお店の良いところだ。

 

それゆえ、メニューは基本的におまかせのコースとなる。ディナーであれば、6,000円〜の値段設定、予算によって傾斜がつけられ、上は15,000円まで。

 

ただし、苦手な食材やアレルギーなどを伝えれば、そのあたりはしっかりと配慮してもらえるので、予約時に相談してみるといいかと思う。

  

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アラカルトも黒板メニューで用意してあるけれど、その日の食材と気分(笑)によって変わるとのこと。

 

 

このお店を好きになるか嫌いになるか、極論を言うと、梅田シェフが好きか嫌いかに依るのではないかと思う。

 

Twitter、Instagram、ブログ、noteと、梅田シェフはさまざまな形で情報発信をしている。そこでは、彼の料理に対する考え方、あるいはシェフとして働く上での心情、あるいは彼の人柄、そういったものが垣間見える。

 

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お店の公式サイトはこちら

 

なかでもnoteに書かれている、梅田シェフの、「働き方は自分で決める〜僕の働き方〜」という投稿はとても良いので、これは個別にリンクを紹介したい。ここでは、ひとりの人間としての葛藤や、試行錯誤を重ねた上で、今のお店の形があるのだなあということが、垣間見える。

 

そういった、彼の思いを理解した上で料理を味わうと、いつも味覚以上の感動を覚えることができる。料理に対する情熱、食材に対するこだわり、経営者としての葛藤、さらには日常の他愛もないつぶやきまでいろいろと予習していくと、いろいろな面で、味わい深い。

 

これからも、軽井沢で生活していく上で、何かしらの節目には、このお店にお世話になることがあると思う。失敗もあることだし、どんな節目があるかはわからないけれど。ああでも手術後の退院祝いはもう当分いいかな。。ともあれ、またここで、美味しい料理を食べるために日々がんばっていこう。

 

 

こんな使い方がおすすめ

・客層は?:旅行客と別荘族が多い印象。軽井沢に来る前は、北軽井沢にお店があったこともあり、当時から通うお客さんだったり、暖簾分けとなった吉祥寺からお客さんがくることもあるとか。

 

・シチュエーション?:主に夜の利用で、予約して行くのがベストかと。今回の記事で紹介したのは豪華な Menu de Noel だったけれども、基本はビストロ料理なので、気軽に使って全く問題ないお店かと思います。

 

・子連れフレンドリー?:同じく移住者のうまたつさんのレポートによると、「事前に言っていただければ連れてきていただいて構いませんよ」とのこと。相談可能なので、予約時に伝えてみると良いかも。

 

 

現場からは以上になります。

 

 

 

#軽井沢移住者グルメ100選 のアーカイブはこちら。

過去の、軽井沢周辺のランチ・ディナー関連記事が一覧できます。


ということで、このブログ記事が、いつか誰かの役に立ちますように。

 

 

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このブログについて:とあるIT系企業に勤める会社員が、軽井沢から東京に新幹線通勤して、きちんと仕事がまわるのかを実験している記録です。新幹線通勤しようと思った背景はこちらの記事に書いています。

 

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