#軽井沢から通勤するIT系会社員のブログ

2015年4月から軽井沢-東京で新幹線通勤中。遠距離通勤やテレワークの話題を中心に綴ります。軽井沢移住の裏話も。

軽井沢から実際にリモートワークしてみて気付いたメリットとデメリットを5つずつ(後編)

ビデオ会議ができるレベルの安定したインターネット回線があれば、実際に通勤しなくても仕事はできてしまう時代になった。在宅勤務やリモートワークと呼ばれるような働き方だ。ということで、リモートワークを実際にやってみて感じたメリットを前回の記事で考察した。

簡単にまとめると、具体的には以下の5つ。

  • 通勤のロスタイムがゼロ
  • 会議室移動のロスタイムがゼロ
  • 家族がそばにいる
  • ランチ代がかからない
  • 終業時間後の予定を立てやすい


ただ、在宅勤務で同僚と離れて働くと、やりにくいと感じたことも正直あった。今回のブログポストではそういった中から特に気になっている5つを挙げて考察をしてみたいと思う。

 

 

    1. 仕事を切り上げるタイミングを掴みづらい

      自宅勤務をしていると、自分の中に入り過ぎることがある。仕事なんてやり込めばどこまでもやり込めるわけだけれども、ある程度の時間の制限の中である程度のクオリティで終わらせないと、いくら時間があっても足りない。

      そう言う意味では、オフィスで働く時って、同僚が作り出してくれる雰囲気みたいなもの仕事を区切るタイミングになったりしているのかなとも思う。朝出社しておはよう、って声を交わしたりすると、エンジン上げていかないとなって思ったり、ランチタイムになると人がいなくなったから自分もそろそろ一旦仕事切り上げるかな、とか思ったり。ときには「メシ食いに行く?」とか声をかけてくれる人がいたり、たまに会社支給でおやつが振る舞われたり、こういう同僚に声をかけられることって、ブレイクするタイミングを促してくれる清涼剤だったりすると思うんだよね。あるいは帰りの時間になると、ひとりひとり「お疲れしたー」とかいっていなくなっていく、それがなんとなくでも「そろそろ帰る時間かな・・切り上げないとな・・」というように、潮時を教えてくれたりとか。

      ただ、場合によってはみんな残っている会社とかもあって、それはそれで帰りづらくて残業時間がどんどん伸びていくような社会問題だったりもするんだろうけれど。まあ、良くも悪くも同僚が作り出す空気感ってあるよねって話。

    2. 家族がそばにいる

      前回のブログではメリットとして家族のことを書いたのだけれど、家族がいることによる弊害があることも正直に告白したい。

      例えば空間を共有している場合。おそらくどんな家でもそうだと思うけれど、家の中で一番居心地がいいのはリビングだろう(まあそもそもリビングというのは一番過ごす時間が長く、くつろげる部屋というコンセプトで作っているので当たり前の話なのだが)。ただ、そこは他の家族にとっても快適な空間なので、バッティングすることがある。仕事中だから話しかけないで欲しい、と伝えていたとしても、「宅急便が来たんだけれどこれ何?」とか、「今月の水道料金の請求来たんだけれど前回より高くね?」とか、「なんか雨降ってきたから急いで洗濯物取り込まないと。手伝って?」とか、そういう家族にとっては当たり前の会話に仕事が邪魔されることがある。あるいは、社外の人間に知られるとまずい情報なんかを扱ったりすることもあるから、家族といえどもある程度の距離感は取らないといけないケースも出て来る。

      そのためには、自分の部屋にある程度の仕事環境を作る必要があるだろう。例えば、ビデオ会議の内容が漏れないように、きちんとしたヘッドセットを用意すること。考えをブレインストーミングしたい時のためにホワイトボードを設置すること。また、自分の部屋の扉が閉まっている時には、緊急のことでないかぎりは入らないでくれ、みたいなルールも作ったりしている。

      ただし上記は、ある程度の理解が得られる大人の家族という前提。この相手が子供だったりペットだったりすると、さすがにどうしようもないこともあると思う。仕事中は吠えるなと言っても、どうしても飼い主の顔を見ると散歩に連れて行って欲しくなるのが犬の性だと思う。それか毎日午後6時に散歩に行くことを徹底して、毎日その時間に吠えてもらって、終業時間の合図をしてもらうとかならいいかもしれない。犬飼っていないのでわからないけど。

    3. 「偶発的」に生まれるような仕事がなくなる

      仕事の性質にもよると思うのだけれど、ふとそこにいた同僚と雑談話してみたらアイデアが形になった、みたいな経験がある人って、意外と多いのではないだろうか。

      コワーキングスペースとかシェアオフィスなんかは、そんな偶発性を生み出すための仕組みだし、うちの会社のオフィスもそういったスペースをあえて設けたりしている。タバコを吸う人なんかは喫煙所で別の部署の人と話をすることでアイデアが生まれたり、得意先に行く時に同行したメンバーとの雑談の時間に仕事が進んだりすることって、よくあるんじゃないだろうか。

      例えば先日こんなことがあった。まったく違う部署にいるような同僚と世間話をしていた時に、「こんなこと悩んでいるんだよね」みたいな話をしていたら、たまたまそういった悩みを解決してくれそうな別の同僚を紹介してもらって、そこからヒントをもらいい仕事がスムーズに進められるようになったことがあった。こういった「世間話」みたいなものってすごく重要なのではないかと思っている。むしろ、会社に行くのであればこういった世間話をたくさんしようと思って、普段はまったく接することのない部署の回りをふらふらしたりすることもある。

      Twitter見ていても雑談って大事みたいなツイートは多い。

    4. コミュニケーションに「俊敏性」がなくなる

      なんといっても職場には誰かしら人がいる。誰に頼めばいいのかわからない仕事も、誰に頼めばいいのか聞くことができる。「ねえねえあの資料どこにあるんだっけ」とか、「ちょっとこのスライドどう思う」とか、同僚の誰かしらをつかまえて話すことで、仕事の見通しが一気に良くなることがある。

      ひとりで仕事をしていると、ちょっとした壁の前に来た時に自分一人で解決せざるを得ない。ただ、その壁を登るためのちょっとしたハシゴであれば、直ぐ側に居る誰かが持っていることが多かったりする。

      これ、入社したばかりの社員がいるマネージャーとかは特に意識した方がいいことだと思う。わからないことがあったらすぐ聞ける誰かがそばにいる、っていうことは非常に心強い。マネージャー本人がそばにいなかったとしても、同じチームのベテランの社員の隣の席にしてあげるとか、先輩社員をメンターに指名してサポートしてあげるとか、そういったちょっとした工夫によって、人材は活き活きとも鬱々ともなる可能性がある。

    5. 非言語情報を感じづらい

      面と向かって話をする以上に質の高いコミュニケーション方法って無いのではないかと思う。まあ直近のコミュニケーション方法の進化は眼を見張るものがあって、LINEのスタンプの方が感情が伝えやすい、とか、面と向かって言いにくいことをTwitterでそれとなくエアリプしてみる、とか、そういうものも出てきてはいるものの、ビジネスシーンにおいてはFaceToFaceが一番大事な気がする。これはどんなにテクノロジーが進化したとしても変わらないはず。取引先に伺って、笑顔でお辞儀をしたり握手をしたりすることは、頻度が少なくなることはあるかもしれないが、100年たっても200年たってもずっと商習慣としては残っていると思う。

 

今回はリモートワークならではのデメリット・・・言い換えると、会社に行くことのメリットを挙げたつもりだ。ただこれらがあるからといって、リモートワークが全くダメなわけではなくて、要はどのようにお互いの長所を活かして働き方に取り入れるかという話だと思っている。


毎日、職場に行ったほうが仕事がうまく進むのか、在宅勤務をしたほうが捗る日なのか、それを判断するための選択肢がある時代になった。在宅勤務は有りか無しかというものではなく、テクノロジーの発達によって、この「選ぶ自由」が生まれたというのが本質なのだと思う。

 

 

横道にそれるが、自分の会社生活を振り返ると、全く疑問を持たずに同じ時間に同じ電車に乗って出社することがつまらなくてしょうがなくて、人生の墓場のような日々を過ごしたことがあった。メリットもデメリットも把握した上で、その日にどこで勤務するのがベストなのか、ということを考えるのは、クリエイティブだし、楽しい。

 

 

 

この記事には、リモートワーク、在宅勤務、このあたりで検索してきてくださっている方も多いので、少しでも参考になることがあればよいのだけれど。

 

ということで、このブログ記事が、いつか誰かの役に立ちますように。

 

 

 


このブログについて:とあるIT系企業に勤める会社員が、軽井沢から東京に新幹線通勤して、きちんと仕事がまわるのかを実験している記録です。新幹線通勤しようと思った背景はこちらの記事に書いています。

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